インスラ・オーケストラ

Méhul

インスラ・オーケストラは2012年、仏オードセーヌ県の支援の下、ローランス・エキルベイが創設。2017年4月には、パリ西部「ラ・セーヌ・ミュージカル」劇場のこけら落としを行った。1150席の客席からなる「オーディトリアム」を備えたこの劇場を本拠地とするインスラ・オーケストラは、プログラム作成の一部も担当している。

著名な劇場やフェスティバルで演奏し、フランス国内外で活躍するインスラ・オーケストラ。創設以来、パリ、ハンブルグ、エッセン、ワルシャワ各地のフィルハーモニー、ザルツブルグのモーツァルト週間、パリのオペラ・コミック座、ロンドンのバービカンセンター、バーゼル・シュタットカジノ・コンサートホール、ルーブル美術館アブダビ分館、ニューヨークのリンカーンセンターなどに招聘されている。

インスラ・オーケストラは、古典派からロマン派に至るレパートリーを持ち、交響楽だけではなく、合唱団、ソリストとの共演や、音楽劇まで、幅広いプログラムを作品が生まれた当時の楽器で演奏している。レパートリーの中心は、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトそしてウェーバーである。

オーケストラは革新的で充実した文化・教育的プロジェクトを展開し、あらゆる観客層の獲得に向けて、クラシック音楽の伝統的な形式や規範を超えた活動を行っている。オーケストラは、各プログラムに合わせて、デジタル・芸術・教育分野の新形式、そしてクリップ、ウェブシリーズなどを活用する。

インスラ・オーケストラは創立以来モーツァルト作曲『レクイエム』(ナイーブ、2014年)、グルック作曲『オルフェオとエウリディーチェ』(ドイツ・グラモフォン、2015年)、モーツァルト作曲『ヴェスペレ』と『シューベルト』(ワーナークラシックス-エラート、2017年)、『管弦楽編曲版歌曲集』(ワーナークラシックス-エラート、2017年)、など複数のディスクを世に送り出している。ローランス・エキルベイ率いるこのオーケストラは、ベートーヴェンの生誕を祝して2枚のディスクを発売。ニコラ・アンゲリッシュとの共演による「ピアノ協奏曲第4番」と「ピアノ協奏曲第5番」、そしてベルトラン・シャマユ、アレクサンドラ・コヌノヴァ、ナタリー・クライン、ダヴィッド・カドゥシュ、アクサンチュスとの共演による「三重協奏曲」と「合唱幻想曲」だ。